■ 空也上人
(空也上人像)
空也上人(醍醐天皇の第五皇子・不詳)は平安時代中期、念仏の開祖とされた踊り念仏の祖で、諸国を巡歴し、「南無阿弥陀仏」を唱えながら浄土教の普及強化に努め、うち続く動乱のため被害にあった難民救済に尽力するかたわら、各地で道路や橋、寺などを創設し市の聖、阿弥陀聖とよばれた。晩年京都に西光寺(のちの六波羅密寺)を建立。
 
■ 名 称
正式名称  梵天山法性院  善光寺
俗  称  芝原善光寺、豊前善光寺
長野信州善光寺、山梨甲州善光寺とともに日本三善光寺の一つとされている。
 
■ 御 本 尊
一光三尊善光寺如来三尊像
(県指定有形文化財)
銅像阿弥陀如来立像は、善光寺如来(一光三尊形式)の中尊像高 39.1p制作年代は、14世紀前半(南北朝時代)と推測
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 縁 起
西暦958年(天徳2年)、九州に下った空也上人が宇佐神宮に参籠された折、八幡神の御神託(お告げ)により、この地(芝原)に一宇を建立し本師如来を安置したのが開基とされる。
 993年一条天皇の永世天下護寺の勅願所となり、1250年大修理された後に1595年黒田氏や1608年細川氏、小笠原氏によって修理されたが、不幸にして兵火に遭い、当時の建物としては本堂のみを残している。
 現存する本堂(国指定重要文化財)は、1250年(建長2年)多々良弘良が再建したと伝えられる。再建された本堂は、今もなお和唐様式の入交じった鎌倉時代の建築様式を遺している。
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